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敷金礼金ゼロはデメリットばかり?損をしないための対策とは

不動産豆知識

賃貸契約をする際はまとまった金額を用意しておく必要がありますよね。しかし、物件を探してみると「敷金礼金ゼロ!」などの広告を目にしたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか?しかしながら、敷金礼金ゼロの物件は危ない、怖い、というマイナスなイメージがあるのも確かです。本記事では敷金礼金ゼロはデメリットばかりなのか?また、損をしないための対策などを解説します。お引っ越しをお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

目次



  1. 敷金礼金とは?

  2. 敷金礼金のゼロのデメリット

  3. 敷金礼金ゼロのメリット

  4. 敷金礼金ゼロで損をしないための対策

  5. 敷金礼金は地域によって相場が異なる

  6. まとめ




敷金礼金とは?


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賃貸契約をする際に「敷金・礼金」という言葉を目にしたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか?また、それぞれ具体的にどんな費用であるかよくご存知でない方もいらっしゃるかと思います。本項では敷金礼金がどのような費用であるか解説していきます。

敷金は原則返還される


敷金とは、部屋を借りる人が部屋を貸す人に預ける保証金のことです。何らかの理由で契約者が家賃を支払えなくなったときや、契約者の故意による過失で部屋の修繕費用が発生した際の担保となります。
敷金を支払うタイミングは契約時の1回のみで、それ以降は契約更新時期になったとしても敷金を支払う必要はありません。また、敷金はあくまで、家賃の滞納や修繕費用が発生した場合の保証金のため、特に問題なく住んでいた場合は退去時に返還されるものです。ただし多くの場合、退去時に部屋の「原状回復費用」として、ハウスクリーニング代や備品の交換代などから差し引かれた金額が返却されることになります。

礼金は返還されない


礼金とは、部屋の借主が貸主に対して支払う謝礼の意味をもつお金です。
礼金を支払うタイミングは、敷金と同様に賃貸契約時のみです。ただし、礼金は貸主へのお礼として支払う謝礼のため、敷金とは違い返還されることはありません

敷金礼金のゼロのデメリット


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敷金礼金ゼロと聞くと非常におトクなようにも聞こえますが、実はデメリットも隠れています。敷金礼金ゼロの物件に入居をお考えの方は是非参考にしてみてください。

敷金がない分退去費用が嵩むことがある


上述したように敷金は家賃の滞納や修繕費用が発生した時の保証金のため、特に問題なく住んでいた場合には退去時に返還されるものです。しかし、敷金がない分、契約書には退去時費用の欄にハウスクリーニング代や、室内清掃費など金額とともに記入されていることがほとんどです。また、退去の原状回復の際に室内の修繕費用が記入されていたハウスクリーニング代よりも高くなってしまった場合には自己負担額が増えることも考えられます。

礼金がない分家賃を割高にしている


礼金はもともと大家さんへのお礼のお金なので、貸主である大家さんが不要だと思えば支払う必要がなくなります。また、大家さんにとっては、礼金をなくすことで空室が減り、毎月の家賃収入が安定するメリットもあります。
しかしながら、礼金分を家賃に上乗せして2年間で礼金分を回収できるような家賃設定をしている場合があります。
仮に、家賃5万円と仮定して2年契約の場合(24回)で計算すると、
「家賃50,000円÷2年契約24回=月額2,083円」となります。ですから、「5万2,000円・礼金ゼロ円」と記載が可能なのです。
繰り返しになりますが、大家さんとしては空室期間が長くなってしまうと収入が減ってしまうので、1部屋でも多く入居者さんに入ってもらうためだといえます。しかし、引っ越しは何かと費用が掛かるのでこういう家賃設定にしてもらえるのは、かえって有難いと思う方もいらっしゃるかもしれません。

人気物件を選べない


人気がない物件は特に、敷金礼金がゼロになりやすい傾向にあります。
入居者が居ない物件は長期間空き家になりやすく、空き家の状態が続くと大家さんの物件収入がなくなるため、工夫をして入居者を集める必要があるからです。基本的に敷金礼金ゼロと記載されている物件は「築年数が経ってしまっているもの・立地や日当たりが悪い」など、なにかしらのデメリットがある場合があります。しかし、家賃設定は大家さんが定めるため、物件によっては人気で入居者も決まりやすい新築物件や築浅物件でも敷金礼金がゼロ円という場合もありえます。

保証会社の利用が必須な場合が多い


敷金礼金ゼロの物件では、基本的に保証会社の利用を必須にしてある場合がほとんどです。なぜなら、敷金は家賃滞納をしてしまった際の保証金の役割も担っているためです。一般的に保証会社を利用する際は初回に賃料の約50%程を支払い、その後は保証会社による月額保証料として家賃と共に支払います。また、家賃滞納をしてしまった際には保証会社が契約者に代わりに立て替え払い(代位弁済)として支払ってくれるので大家さんとしては安心です。しかし、契約者側としては、月額の負担額が増える他、定期的に更新料も必要になります。

敷金礼金ゼロのメリット


敷金礼金ゼロにはデメリットだけではなく、メリットも存在しています。

敷金礼金がないだけで家賃の2か月分が浮く


敷金礼金ゼロの一番のメリットは、初期費用を大きく抑えられることです。仮に家賃が5万円の物件の場合、敷金5万円・礼金5万円を合わせるだけでも10万円がかかります。しかし、敷金礼金がゼロであれば、引っ越しの際にかかる別の費用へ回すことができます。

退去までに退去費用を貯められる


初期費用での持ち出しが少ないうえに、退去にかかる費用は入居中に少しづつ貯めることが可能です。そのため、費用が嵩むからという理由で引っ越しをためらっている方でも引っ越しのハードルがグッと下がります。また、余談になりますが、物件によっては初期費用の一部を退去時の支払いに回せることもありますので、初期費用に不安を感じている方は一度不動産会社に相談してみてください。

敷金礼金ゼロで損をしないための対策


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敷金礼金ゼロにはデメリット・メリットのどちらの面もあることがお分かりいただけたかと思います。では、敷金礼金ゼロの物件を選ぶ際に損をしないための対策をご紹介します。是非参考にしてみてください。

契約書を確認して支払う項目を把握


敷金礼金ゼロの物件を契約する際に必ず確認してほしい点は、支払わなくてはいけない項目を把握しておくことです。契約書は難しい書き方をしていることも多く、しっかりと理解をする前にサインをしてしまっている方も中にはいらっしゃるかもしれません。しかし、賃貸契約書には「特約」などと記載されているページや、明確な金額の記載がないなど、初期費用を安くする代わりに退去時費用が高額になるような書き方をしていたりと、落とし穴が潜んでいる場合があります。

引っ越しの前後は慌ただしくなり、契約書全てに目を通すのは大変かと思いますが、後々自分が損をしないためにも、契約書全てに目を通し、仮に少しでも疑問に思うことがあれば、サインをする前に担当者さんに確認をしてもらい、明確な回答をもらうようにしましょう。

入居した状態を記録しておく


賃貸に入居する際には管理会社の方が室内の点検をしていたり、専門の業者がハウスクリーニングの際に確認をしているかと思いますが、再度入居前にご自身で室内を細部まで細かく確認をして入居の際に配られる室内の原状確認表に記入してください。この時の注意点としては、原状確認表は家具を搬入する前に記入をすることです。
退去時の立ち合いでは家具などがない状態で傷や破損がないかなどを確認しますので、家具を搬入してしまってからだと細部まで確認をすることができず、意図せず退去の際に修繕費用の請求を受けてしまう可能性もあります。
また、仮に引っ越し業者が家具の搬入の際に付けてしまった傷は管理会社と引っ越し業者に連絡を取り、引っ越し業者に費用を負担してもらいましょう。
日頃からのメンテナンス

上述したように、敷金がない分原状回復の際に充てられる費用がありません。そのため退去の際にかかる費用は全て自己負担となります。とはいえ、ほとんどの場合、日頃からメンテナンスを心掛けていれば、契約書に記載されているハウスクリーニング費用のみで済むことがほとんどです。しかしながら、入居者さんが紙タバコを室内やベランダで喫煙している場合には思わぬ費用が掛かることがありますので注意が必要です。
賃貸の退去費用に関して詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。

敷金礼金は地域によって相場が異なる


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敷金礼金の相場は地域や物件によって様々です。目安としては、敷金礼金ともに家賃の1〜2ヶ月分としている所がほとんどですが、引越し代だけでなく敷金礼金や前払い分の家賃などを合わせると、初期費用として家賃の4〜5ヶ月分になってしまうケースも珍しくはありません。

代表地域の相場


上述したように、敷金礼金は物件や地域によって相場が異なります。以下で、東京と大阪、札幌を例に敷金礼金の相場をご紹介していきます。
東京の場合

東京の相場は敷金礼金ともに1〜2か月としているところがほとんどですが、基本的に家賃相場が高いことから初期費用にはまとまった金額が必要になるといえます。
大阪の場合

大阪の場合は敷金礼金とは少し異なり、「保証金と敷引き」という呼び方をしており、基本的なシステムは同じと考えていただいて結構です。
家賃の未払いや原状回復費用などは、保証金から支払われ、退去時に余った分が返金される点も敷金と同じです。ただし、保証金の相場は敷金とは違い、おおよその目安で家賃の2〜6ヶ月分程度と考えられています。
また、敷引きとは保証金の中から「返金されない金額」をあらかじめ決めておく特約を指します。注意点としては、原状回復費用などとは別になることです。したがって、保証金が30万円で敷引きが15万円であれば、残りの15万円が「原状回復費用」などに充てられます。つまり、退去時に返金される可能性がある金額は15万円以下となります。以上の性質から、「礼金」とよく似た費用といえます。
※敷引きの相場は、保証金の約50〜60%程度です。
札幌は賃貸が豊富で敷金礼金ゼロ物件が多い

札幌の賃貸情報をご覧になった方は分かるかもしれませんが、札幌では賃貸がとても豊富なうえに敷金礼金ゼロ円という記載が目立ちます。また、驚くことに「新築や築浅・駅チカ」といった人気条件が揃っているにもかかわらず、敷金礼金がゼロということもあります。
これは地価が大きく関係しており、一般的な東京や大阪といった大都市に比べ、札幌は10分の1程の地価金額であるため、初期費用を抑えた家賃設定が可能なのです。加えて、単身者用のお部屋でもバストイレ別の1LDKが基本スタイルになっていますので、他の都市よりも広々としたお部屋に安く住めるといったメリットもあります。

まとめ


今回は、敷金礼金ゼロはデメリットばかりなのか、また損をしないための対策について解説しました。
・敷金は原則返還されるが、礼金は謝礼のため返還されない。
・敷金礼金ゼロのデメリットとして人気物件を選べない・保証会社の利用が必須で負担額が増えるなどがある。
・敷金礼金ゼロのメリットとして初期費用の軽減、退去までに退去費用を準備する時間がある。
・敷金礼金ゼロの物件を契約する際はサインをする前に契約書を必ず確認して疑問に思うことは確認する。
・入居する際は家具の搬入前に隅々まで室内の傷を確認して原状確認票を記入する。
・日頃からメンテナンスを心掛けておくことで退去費用を最小限にすることが可能。
・敷金礼金の相場は物件や地域により様々だが、札幌は賃貸が豊富なうえに敷金礼金がない物件が多い。

以上のことがお分かりいただけたかと思います。
敷金礼金ゼロの物件はマイナスなイメージをお持ちの方も多くいらっしゃるかと思いますが、結論としては敷金礼金がゼロでも地域によっては普通のことであり、最終的には契約書をしっかりと読んでサインすることや、お部屋を綺麗に使うことが最も重要だといえます。

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